ガンマgtp対策

ガンマgtp数値について

 

 

普通、お酒の飲み過ぎの人が肝臓を悪くするとガンマgtpという酵素の値は高くなります。しかし数値レベルが100以下なら、節酒したり禁酒をすると案外すぐに正常値に戻ることが多いようです。ガンマgtpは比較的アルコールに短期的かつ敏感に反応しますから、飲酒を一週間我慢すれば数値は下がっていくのです。

 

さて、数値が100を超えるようでしたら病院に行った方がいいかもしれません。数値が100~200の場合は、脂肪肝が進行している可能性が出てきます。当然、お酒はかなり飲み過ぎで、病的状態になっているかもしれません。

 

更に数値が200以上になった場合は、これはお酒だけではなく、胆石や胆道ガンなどによって胆道が塞がっている可能性があり、早急に精密検査をする必要があります。さすがに数値が500以上になる場合は滅多にありません。稀に胆道が詰まっている黄疸などの場合にのみ、こうした異常な値になります。

 

もし、アルコールが原因で500以上になる場合があれば、それはよほどの大量の飲酒をして急性アルコール中毒などの大変危険な状態にあるといえます。いずれにしても、ガンマgtp数値が100を超えたら、まずは節酒か禁酒は絶対必要です。

 

更に一度は病院に行った方がいいと思います。病院に行くと、肝臓に関係する他の逸脱酵素や、黄疸の有無、腹部エコー検査などをすることになるでしょう。こうならないためにも、普段の節制が必要だということですね。